人気テレビ番組、ヒルナンデス!2023年12月15日の放送で紹介された、浅草で喫茶店ランチ コスパ二重丸1000円以下で厳選5選!ランチ激戦区で失敗しないお店選びのコツ!の内容をまとめました。一度は立ち寄ってみたい歴史あるレトロ喫茶、純喫茶の名店が続々登場、値段を上げ忘れたのか、コスパ抜群、味も絶品のランチばかりでした。
週末ランチ激戦区 浅草の全27喫茶店の中から町の人に聞いたコスパ二重丸の喫茶店5選です。ランチ激戦区で失敗しないお店選びのコツをヒルナンデス!が総力取材しました。浅草はボリューム満点喫茶店ランチの激戦区です。20店舗以上の喫茶店がしのぎを削っています。
どうせ食べるなら自分の家では作れない料理にしたいですよね。そしてここでなければ食べられない味を楽しみたいです。しかも今回は1000円以下の喫茶店ランチ も登場。全部で27店舗を取材しました。 この中から厳選してお得で人気の5 店舗をランキング。
電気屋ホール
この浅草で一番老舗が電気屋ホールです。1913年から 創業120年。浅草寺から徒歩10分ほどです。電気屋ホールの名物といえば、オム巻き。焼きそばを卵で巻いたものです。
まずお店の雰囲気がいいですよね。 昔ながらの大きなレトロ喫茶店です。2代目の女将、杉平米子ママは68年間、このお店を仕切っています。91歳。 信じられないですね。 本当にお肌がツヤツヤ なんですよ。
名物のオム巻きは 創業当時からのメニュー
名物のオム巻きは 電気屋ホールの創業当時からあります。もちもちで香ばしい焼きそばを、卵の上に乗せてお皿の上にひっくり返します。「焼きそばだけでも美味しいから、卵で巻いたらもっと美味しいだろう」というアイデアで作った名物です。お値段は2023年末でもなんと750円です。美味しいです。
七味にもこだわり
七味も京都祇園の黒七味 などがあります。わざわざ3種類の七味、日本の三大七味を揃えています。 浅草のやげん堀、長野 善光寺、 京都と、料亭で出すような 七味なので驚かれることが多いということです。
他にもあるコスパ抜群メニュー
オム巻き以外でも人気なのが、ピリッと辛いドライカレー 750円。喫茶店のドライカレーって美味しいですよね。 おでん定食もあります。950円ですが ボリュームたっぷりです。
ゆであずきは120年続く看板メニュー
120年続く看板メニューが茹で小豆(ゆであずき)です。3日かけてアク抜きなどして、茹で上げました。ちょっと薄いおしるこのような感じです。大納言小豆なので粒が大きいです。いい塩加減が絶妙 な、まさにここ、電気屋ホールでしか食べれないメニューです。
ダンケ
雰囲気が良くて美味しい、ママ手作りの料理が美味しくて何度も来てしまうという人気店がダンケです。お店の人気メニューがスパゲッティグラタン。 これも珍しいメニューですね。浅草寺裏、北西側のコーヒー舎 ダンケです。 浅草駅から徒歩15分です。
こちらのお店もレトロな雰囲気です。照明も素敵ですね。全部で20席です。サイフォンのコーヒーを入れてくれるんですね。お母さんの代から50年ぐらいやっています。女将の佐藤正子さんは 82歳。1973年創業です。お母さんが友人からお店を引き継いでオープンしました。40年以上通うという常連さんもいます。
メニューにないものも注文すると作ってくれる
ハムエッグ定食は800円。玉子が3個も乗っています。メニューにないのに頼んで注文しました。「お店にある食材でできるものであれば全部作る」という珍しいお店です。「スパゲティにカレーをかけて」という人もいたので、ご要望に答えました。和風パスタは 980円。オムライスは とろとろ 980円。中にもチーズが入ってるんでしょうか。
スパゲティグラタンが人気ナンバーワン
人気ナンバーワンが「ぐつぐつして熱さもすごくいい」というスパゲティグラタンです。30年ぐらい通う常連さんもよく食べるスパゲティグラタンです。バゲットが2個ついています。 グラタンのホワイトソースの下はスパゲティが出てきます。ホワイトソースに負けないよう、トマトソースのパスタです。トマトソースのさっぱりとホワイトソースのクリーミーさが絶妙に混じり合います。
麺は細麺パスタですが、もちもち食感が特徴です。濃いめの自家製トマトソースと和えたパスタを入れて、ベーコン 、ピーマンを乗せて、その上に自家製のホワイトソースと2種類のチーズ、モツァレラチーズをのせて10分オーブンで焼きます。かなり本格的ですね。バゲットはそのまま食べてもいいですし、グラタンにディップしてもいいです。これは楽しい。こんなにボリューム満点なのに980円。
その他にもあるコスパ抜群のメニュー
焼きカレードリアも 980円。 オニオングラタンスープは 820円。 11月発売の新メニューは焼きリンゴ 900円です。柔らかくて甘くて美味しいということですが、これもオーブンで焼いてるんですかね。上にはアイスがかかっています。
喫茶 あかね
「20年以上 通っている」という常連さんもいる喫茶 あかね。浅草寺から北東に徒歩10分のいわゆる町喫茶。
手作りハンバーグのランチ
口コミで人気なのが味噌汁もついてくる手作りハンバーグのランチ 。ハンバーグはボリュームありますね。 柔らかくて肉汁も多くて、癖になる味です。マスターの綾部さんはメンチカツが好きだったんですが、それをハンバーグで表現したくて、周りにパン粉をつけて、少し多めの油で焼き上げています。それで 周りはカリッと中がジュワッとなっている美味しいハンバーグができるということです。
ランチタイムにはドリンク もついて、ご飯も山盛りで900円です。これは贅沢ですね。ミートソース、玉ねぎソース、和風のおろしソースと3つの味から選べます。ハンバーグにミートソースというのもも喫茶店ならではのメニューですね。どれも値段は一緒です。
しっかりと美味しいものを安く提供したい
生姜焼きライスは850円。具材がたっぷりの煮込みうどんはなんと 750円。すき焼きライス850円。マスターご自身が出かける時に、「安くて美味しいと嬉しい」という理由で、同じようにしっかりと美味しいものを安く提供したいということです。
喫茶 ジョイ
次のお店は「ウインナーコーヒーが美味しい」「洋食屋さんのメニューがたくさんある」というお店です ジョイというお店。名物メニューは昔ながらのナポリタン。 浅草駅から徒歩15分。創業41年の喫茶 ジョイです。
昔ながらの食品サンプル、昔のテレビゲームのテーブルがあるレトロ喫茶
店の外には昔ながらの食品サンプルが並んでいます。 お店に入ると漫画の本が置いてあったりして、本当に昔懐かしい レトロな喫茶店です。ちょっと広めの喫茶店ですね。 麻雀のゲーム 昔のテレビゲームのテーブルがあります。
ランチタイムは連日満席
ランチタイムは この広いお店が連日満席になるということです。メニューは軽食と書いてありますがしっかりとお食事メニューが並んでいます。エビピラフ 870円 味噌汁とおしんこ付きの親子丼 も1000円。50種類以上のメニューがありますが、かなり最初からお食事メニューがあるということです。先代が「これからの喫茶店は食べ物を用意しなきゃ」というポリシー だったのでお食事メニューが多くなりました。
ナポリタンスパゲティ
お客さんから人気なのが「 ボリュームがあって美味しい」スパゲティ だということです。「 エビが入っていてケチャップも強め。もう20年以上食べている」ということです。ちょっと味は濃いめのザ ナポリタンという感じがどうしてもリピートしてしまう 味です。エビが大きいですね。麺もちょっと太めの麺です。トマトの酸味が効いていて、濃厚なソースとトマトの爽やかさのモッタリ感が昔ながらの味わいです。にんにくも入っていてやみつきになります。
こしょうとにんにくで下味をつけたパスタ麺に、コクのあるトマトソースとケチャップで味をつけます。 具材はエビとマッシュルーム。創業当時から変わりません。サラダとスープ付きのナポリタンがなんとたったの870円。
ランチメニューもデザートも充実
さらに がっつり食べたい方におすすめなのが大きなフランクが2本乗った、フランク ナポリタン 1170円。
カレーライス 850円を食べた後、デザートにあんみつやかき氷を食べたりして「何でも出てくる」ということです。チョコドームケーキ 500円 3層の濃厚チョコドームケーキは外はパリパリチョコ、中はムース。多才なお店ですね。
コーヒーショップ カリブ
昔ながらの浅草の下町のコーヒーショップなのが カリブです。個の老舗喫茶店の名物は卵トースト。浅草寺参道の浅草駅側にある創業35年 コーヒーショップ カリブです。
壁の白タイルがモダンで若者やインバウンド客にも人気
こちらも レトロな雰囲気ですが、店内がちょっと明るいですね。 壁のタイルが白で、ちょっとモダンな感じです。 1988年に喫茶店を譲り受けてオープンしたということです。地元の方はもちろん、若いお客さんやインバウンドのお客さんも多く集まります。プリンアラモードなんていう純喫茶店メニューもありますね。
卵トースト
このカリブの人気ナンバーワンメニューが「ふわふわしてパンがまず美味しい!」という卵トーストです。厚さ2cm のパンをオーブンでトーストにして、マーガリンとマヨネーズを塗ります。ゆで卵、マヨネーズ、塩こしょうで味付けした卵サラダをたっぷりと挟んで完成です。レタスも入ってますね。 パンがサクモチで美味しいですが、気になるこのパンは、浅草のあの老舗ペリカンさんのパンです。 密度が濃くてもっちりしたパンです。これは納得ですね。
ペリカン 浅草の老舗パン屋は食パンとロールパンのみ販売で連日大行列
ペリカンは1942年創業80年です。食パンとロールパンのみ販売していますが連日大行列の浅草を代表する老舗パン屋さん。耳がほとんどないぐらいですね。最近は配達の契約は取ってないようですが、「35年前からのお付き合いで、35年前からペリカンのパンを使ってるので、この人気店のパンがずっと出せている」とのことです。お値段は 950円。
他にもある人気メニュー
他に人気メニューはホットサンド 900円です。モーニングセットはコーヒー、ゆで卵、ミニサラダ、 トーストは800円。コーヒー または紅茶が選べます。今が旬なのが 生クリーム いちごサンド 750円。 イチゴは大きいのが入ってますね!8割ぐらい、いちごですね。
浅草に喫茶店が多い理由は?
浅草の喫茶店の歴史を知る電機屋ホールの米子ママに浅草に喫茶店が多い理由を教えてもらいました。
職人の町、浅草に人が集まり始めた
花街が多かったのでそれで賑わっていました。靴屋さん、草履店も多かったので、職人さんが住み込みで仕事をしていました。職人さん、お店の人、住んでる人、いろんな人が集まったりしてました。
住み込みで働く職人の憩いの場に
昭和22年頃は住み込みで働く職人が多くなり、人口が増えました。住み込みだとプライベートがないので、いこいの場として喫茶店が人気になったということです。
喫茶店が誕生したのは130年前です。 最近では喫茶店巡りが趣味という方も多いですね